イクメン作家と恋心?SS~ほのぼの第2話~12/26に『クリスマス』を追加。

睦月君は、目を閉じてしまう。
すると真似るように目を閉じる卯月。
その状態で数分後。

2人は、スヤスヤと眠りだした。

えぇっ!?
まさかの睡眠方法に私は、驚いた。

そんな手を使ってたの!?
自分の真似をさせて巧みにお昼寝に誘っていた。

真似……出来ない。これは……。

こんなことは、真似させるほどの
力を持った睦月君しか出来ない裏技だった。

悔しい……でも
スヤスヤと並んでお昼寝をする2人は、
天使かと思うほど可愛かった。

写メ撮りたい……凄く。

私は、慌てて自分のスマホを取りに行くと
2人に向ける。

可愛い……よし。

その時だった。

パチッと目を開けた睦月君は、
ムクッと突然起き出したのだ!!

それには、私も驚いてしまう。

「む、睦月君!?」

すると睦月君は、私の方を向くと

「卯月。代わりに寝かしつけておいたよ!」

平然と報告してくれた。

えぇっ!?まさかの
狸寝入りだったの!!?

「あ、ありがとう……」

お礼を言うと睦月君は、コクりと頷いた。

そして、そのまま拓馬君のところに遊びに
出掛けてしまった。

わざわざこのために居てくれたのだろうか?
だったとしたら……恐るべし睦月君だわ。

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