好きになんかならないし。






「好きです!
俺と付き合ってください!」

「無理」




昼休み

私はクラスの男子に呼ばれ
屋上に来ていた




「え、そ…即答?」

「悪い?」

「い、いやその…」

「もう用がないなら帰るね」

「あ、え…あの」




途方に暮れる男子を無視し、
私は屋上を後にした




「まーっこと」

「舞!来てたんだ」

「へへへっ♪
ちょっと気になってね〜
また告白フったの?」

「まぁね」




舞が屋上を下りる階段の近くに
立っていた為、一緒に教室へ向かった




「これで何回目?
あんたにされる告白タイム
どんどん短くなってない?」

「そんなの数えてないよ
面倒くさいし、昼休みの時間
取られるからさっさと終わらせてる」

「真琴らしい(笑
そーいやあの男と別れてから
どれくらい経つっけ?」

「あの男って誰の事?
うちには記憶ございません」

「あはは…(笑
ごめんごめん忘れて」




相変わらずノリ軽いな
まぁ、舞だからいいか

苦笑いしている舞を見ながら
告白された事を忘れて
歩いていった



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