ずっと一緒に・・・

―七夕の夜―

七夕の夜、純は死んだ。友美たちの目の前で脚立から足を滑らせて。いや、その時はまだ生きていた。でも打ち所が悪く、その日のうちに純は病院で息を引き取った。先生や親に聞かれた。

『どうして脚立なんかに登ったりしたんだ』

っと。友美も健一も素直に答えた。

『ねがいごとを、かなえたかったから……』

あの七夕の日の健一の提案を三人は実行した。その提案は、友美たちの保育園では七夕の日は、毎年お泊まり会が平行して行われるので、夜中にこっそり三人で抜け出して、用具室にしまってある脚立を使って竹の一番上に短冊を一枚つるす、というものだった。
そしてその夜、純は脚立に登って短冊をつるそうと背伸びをした瞬間に足を滑らせた。友美と健一はその場で泣き続けた。そして何度も純にごめんと謝った。
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