ずっと一緒に・・・

―写真―

「ご、めんね、純ちゃ、ん……ご、ごめん……」
友美は泣いていた。純の写真の前で。純の体が入った小さな棺の前で。
「友美ちゃんのせいじゃないわ。元気を出して、ね?」
純の母親が友美の肩に手を置きながら言った。その手は微かに震えている。
「おば、さん……ヒック……」
友美がそう言ってくれた純の母親の顔を見る。その顔は優しく友美に笑いかけていた。でも、心は……。
「友美ちゃんは、ほんとうにわるくないよ。わるいのはぼくなんだから……」
友美の横に並んでいた健一は、俯きながら友美に言った。その言葉は純の母親同様に微かに震えている。
「ぼくが、あの時、あんなこと言わなかったら……」
そう言って健一は静かに涙を流していた。
「健ちゃん……」
友美はそんな健一を見てから、純の写真をもう一度見る。
そこにはいつもと変わらない純の笑顔があった。でも、もうその笑顔は写真でしか見る事ができない。
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