俺の手が届く範囲にいろ。
「そ、そっか…!わかった!
打ち合わせ頑張ってね!」
「ありがと!じゃあまたね!」
「うん!」
菜々ちゃんとわかれた後、
わたしはポケットからスマホを取り出した。
『玄関前で待ってるね!』
京ちゃんにラインを送ったあと
わたしは1階に降りる。
「……なかなか既読つかないなぁ…。」
もしかしたら、仕事が長引いてるのかも。
お化け屋敷、かなり人気みたいだし…。
そんなことを思いながら
玄関前で待っていた……そのとき。