俺の手が届く範囲にいろ。
「きょ、京ちゃん?お……怒ってる?」
「……怒ってるよ。
おまえの好きな航クンに。」
「…へ?」
「あいつ、無神経すぎ。
実月に彼女を紹介するなんて」
「み、見てたの!?」
「2階からちょうど見えたんだよ。
そんなことだろうって思って」
そう言って、汗を拭う京ちゃん。
「し、仕方ないよ…!航くんは
わたしの気持ちを知らないから…」
それに、わたしはもう
航くんのことは……__