大好きです、不良さん


虎太は携帯をしまいPC室を出ようとする


「どこ行くの?」


「…屋上」


私は虎太の後をついて行く


授業が始まっているため廊下には人がいない


階段を上る足音だけが響く


屋上に繋がっている分厚い扉


虎太はポケットから鍵を出した


屋上の鍵って持ってていいのか?


鍵を開けると虎太はスタスタと歩いて屋上の中央に大の字になって寝っころばる

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