君への気持ち
「で、サークルの見学してどうだった?」

デジャブ…。

次の日、学校に行くと話しかけてきたのは

私をサークルに誘った張本人の葉月(はづき)だった。

「どうもこうもないよ〜!昨日いると思って行ったのに〜」

そういえばテニスに見入っていたせいで忘れていたが

昨日てっきり葉月がいると思って

テニスコートに行ったのにいなかったのだ。

そういうと葉月は笑いながら『ごめん、ごめん!』と言った。

「っでサークル入る?辞めとく?」

「えっ?!」

「えっ?!って…どうするの?笑」

急にグッと私に顔を近づけていうものだから

ただ単にビックリしただけなのに葉月は苦笑いをした。

「もちろん…」

「もちろん…??」

「入部させていただきます!」

そういうと葉月は

これからよろしく!

といいながら微笑んだ。

私も絶対、先輩達みたいな

プレイヤーになろうと胸に誓った。
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