俺(私)、男子校に行きます!

美「ふぅ…こんなもん?か…………ああああ似合わなすぎて泣ける……」

鏡の前で角度を変えながら確認する

母「美雨〜!そろそろ時間〜!!!遅刻するよ〜!!!!!!!」

ああああっ!
やばい!

美「今行く!」

私はそう言いながら下に降りて行った

ガチャッ

ドアを開けるとパパとママは私を見るなり、それはそれは口を大きく開けて

母・父「「美…雨……?」」

そう言った

美「え、私だけど……やっぱり似合ってないよね……(シュン)」

母・父「「ううん!?!?似合ってる!?(シュンって、!!かっかわいいっ)」」

母「やだっ!とってもかっこいいわよ!?」

父「さすが、元がいいからだなっ!!!」

……そんな褒めても…ぜんっぜん嬉しくなんか……嬉しくなんか……

美「でへへぇ〜そうかなぁ……元がいいとかは よく分からないけど変じゃないなら良かった(ニコッ)」

単純だねぇ〜……私って…
嘘でも褒められたら嬉しいじゃぁ〜ん?

母・父「「(む、無自覚……)」」

美「あっ!!!もうこんな時間!!!!?学校どこ!?!?」

母「ああっ!はいっ!これが地図!」

美「ありがとうっ!それじゃっ、行ってくるねっ!」

母・父「「いってらっしゃ〜いっ」」


と、まぁこんな感じで私の男子校生活記念すべき1日目が始まった
……でも、まさか…私が通う高校であいつらに出会い、私の中の闇が薄れていくだなんてこの時の私は考えてすらなかった
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