ヤンキー上司との恋はお祭りの夜に 2
人に深入りすることを恐れている。
交わって、親しくなり過ぎることを怖がっている。



……社長のことを抱きしめたい心境に落ちた。

同情とかじゃなく、抱きしめてやりたいという思いが膨らんだ。



(この手紙は、私の宝物になりそう……)


最初は気の重かったものが貴重な存在に変わっていく。
社長の身の上話が書かれた手紙を抱くように、そっと優しく擦り寄ったーー。




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