五月雨物語
そんな、金銭感覚で

あたしは、いろんな子を誘って

塁の店に遊びに行った。

「大丈夫なん?最近

ユラお金使いすぎじゃない?」

塁が心配してたけど

「平気、平気!

今日は何入れる~?」

完全に調子にのってるあたし。

もうすぐ、辞めてしまう塁を

応援したかったのは事実。

ある時は

一日の支払いが20万近くに

なったこともあった。

こうなると

完璧に狂ってる!

でも周りがみんなそうだから

おかしいとは思わなかった。

女の競争心って恐い。
< 107 / 240 >

この作品をシェア

pagetop