天国からのticket
誕生日
だんだんと衰弱していくおばあさん
ある日、玄関のチャイムがなりました。
何度もなるので、おばあさんは出ると宅急便でした。亡くなったおじいさんからの宅急便でした。
その時、気がついたのです。
今日は、おばあさんの誕生日でした。
ticketを持ってそのレストランに、 必死でいきました。
天国からの、贈り物だと
ticketは、2枚おじいさんと一緒に行くはずだったんですね…
レストランに着いたとき、ウェイターさんにご主人様はときかれ、首を横にふり亡くなった事を伝えました。
中に通されて、貸しきりそしておばあさんの大好きなコスモスがいちめんに咲いていました。
コースで、出てくるお料理は、シェフのはからいで2人分づつ出てきました。
ずっと何も食べてなかったので、最初に出てきたポタージュスープが、胃にしみわたりました。次のお料理もおばあさんは、本当にありがたく頂いていきます。
食べ終わったら、ぱっと電気が消えて
ハッピーバァースディの歌とともに、シェフもウェイターさんもウエートレスさんも、7人の子ども達に9人の孫が勢揃いで祝福してくれたのです。涙のバァースディでした。孫がプレゼントをくれて、バァースディガードには、大好きなおばあちゃん長生きしてねと書いてあるのです。
もぉ死ぬなんて言ってられません。
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