それでも君が好きだった



「バイバイ」






「ん、じゃあね」






ガチャン、





悠斗はそう言って帰って行った。






二階から甲高い女の笑い声が聞こえてきた。









さっき廊下ですれ違ったとき、





派手な格好と化粧ではあったものの、



綺麗な女の子であることが分かった。











でも、







悠斗の綺麗とは違っていて、





彼女に透明感や儚さは感じられなかった。







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