チャット恋愛注意報!!(新)
「本当はこういう時、「危険だからやめなさいっ!!」って言うべきなんだろうね。 実際、インターネットって危険がいっぱいだし」
「……でも、みんなは違うよ……」
「うん、わかってる。 わかってるから、みんなの話をきちんと聞きたいの。 今度時間作るから、ちゃーんと話してね?」
「……話をしたあと、「やっぱり会っちゃダメ!!」って言われても、私はみんなと会うよ? ……絶対、みんなと離れたりしないからね……?」
……みんなと離れるなんて、考えられない。
誰になんと言われようと、私はみんなと一緒に“今”を生きていたい。
その思いを真っ直ぐ真剣に伝えた私に、お母さんはクスクスと笑いながら言葉を返してきた。
「むしろこっちが「離れないで!!」ってお願いしなくちゃっ。 特に木瀬くんにねっ。 だってほらっ、梅ちゃんに彼氏が出来るなんて最初で最後かもしれないでしょ? ていうか奇跡よねー。 ミラクルだわぁー」
……あの、お母さん……。
実の娘に とっても失礼なことを言ってるって気付いてますか……?
たとえミラクルだと思っていても、それを堂々と言うのはやめてください……。
「……もうっ、そんなことよりお母さんっ、仕事でしょっ!!」
「あっ、また忘れてたー!! じゃあいってきまーすっ!!」
「はいっ、いってらっしゃい!!」
みんなに手を振ったあと、お母さんはまたドタドタドタッと大きな足音をさせながら、リビングを出ていった。