チャット恋愛注意報!!(新)
ハンバーガーショップを出て、公園に向かう。
外は日差しが強くて、ますます暑くなっている。
……かなり日焼けしそう……。
「サクラー」
ふと、フジヤマが私を見た。
「これ、貸しちゃる」
「へっ?」
「熱中症になったら困るだろー?」
そう言いながら、フジヤマは私に麦わら帽子を差し出した。
ニシシッと楽しそうに笑ってるけど……うーん、正直麦わら帽子はちょっと……。
「えーっと、日陰を歩けば大丈夫だから、遠慮しときます」
「いやいや、年上の言うことは素直に聞きなさいな」
「いいってば。 さっきまでいっぱいジュース飲んでたから大丈夫だし、第一それ恥ずかしいから」
「ちぇっ、せっかくの俺の好意を無駄にしやがってー。 まぁいいや、俺がかぶるから」
最初に会った時と同じように、フジヤマは麦わら帽子をかぶり、サングラスもつける。
そんな彼の隣に居たYUKIが、カバンの中から何かを取り出した。
「サクラ、これ使っていいよ」
「え、YUKI……これって、日傘?」
「うん」
「……えーっと、どう見ても女物だよね? ていうか日傘ってほとんど女性向けだよね? ……なんで持ってるの?」
レースのひらひらがついた折り畳みの黒い日傘。
ドットの模様入りの可愛いやつを、何故にYUKIが持っているんだろう……。