チャット恋愛注意報!!(新)
「お、やっと帰ってきたなっ。 とりあえず、どっかベンチ座るかー」
歩き出したフジヤマの後ろを、私たちもついていく。
暑い暑い中だから、やっぱり公園にはまったく人が居ない。
「フジヤマー。 暑いし、日陰になる木の下とかに座らない?」
額から流れる汗を拭いながら、ユージが言う。
それに対し、フジヤマは両手で頭の上に『まる』を作って応えた。
……だよね。 公園に設置されてるベンチはどこも日向で、かなり暑いもんね……。
ユージ、ナイスな提案ありがとうっ。
──そして、その後すぐ。
私たちは公園内にある大きな木の下へと移動した。
どこに居ても暑いけど、やっぱり日陰は体感が全然違う。
それぞれ飲み物を受け取ったあと、芝生の上に腰かけた。
「さーてと。 じゃあ早速サクラの本名を聞こうかなっ」
……あ、やっぱり覚えてたよね。
道中で忘れてくれてたらいいのに、って思ってたんだけどなぁ……。
仕方ない。 ここまで来て言わないなんて、そんなのダメだもんね。
よし、言おうっ。
「えーっと……私の名前は、佐久間 梅……と申します。 シワシワネームでごめんなさい」