チャット恋愛注意報!!(新)
左右の手にそれぞれビニール袋を持っているYUKIを見て、ユージが1歩前に出る。
「俺、YUKIを手伝ってくるね」
そう言ったユージは、私たちの返事を待つことなく駆け出していた。
素早いなぁ……。
あっという間にYUKIの元に到着しちゃった。
ユージはYUKIの右手からビニール袋を受け取り、何やら楽しそうに話を始めた。
そんなユージに応えるYUKIも、やっぱり楽しそう。
「……ったく。 喋るのもいいけど、早く飲み物持ってこいっつーの」
なんて言いながらも、サングラスをかけたフジヤマは笑っている。
だから私も、笑顔でフジヤマの言葉に応えた。
「買ってきてもらうんだから、文句言わないのっ」
「いやいや、金払ったの俺だよ? 俺スポンサーだかんね?」
「え、そうなの? ケチのフジヤマがお金払ったの?」
「一応、年長だしな」
サングラスを麦わら帽子の上に乗せたあと、フジヤマは私を見て笑った。
……おぉ、なんか凄い。 余裕のある笑顔を見せるフジヤマが、ちゃんと大人に見える。
「フジヤマって、ただの変な人じゃなかったんだね」
「なんじゃそりゃ。 俺はどっからどう見ても変な人間だぞ?」
「あ、結局変な人なんだ……」
「おう、変態万歳っ」
「変な人が変態に進化してるしっ」
なんて言いながら笑い合っていた時、YUKIとユージが戻ってきた。