風姫
私の命を削る。

それは私とあの子が生まれた時から身に宿し ていた呪いと関係する。

私は癒しの力を持っていた。

神門の家に引き 取られてからはこの力を一族のために使うよ うに言われ私は力を使っていた。

この時に私が呪いに気付いていたらあの子は 死なずに済んだ…

私は神門の家に引き取られてからは癒しの力 を神門のため、人間のために使ってきた。

力を使う代わりに私の命削られていった。

そ のことに一番早く気付いたのはあの子だっ た。

あの子は癒しの力でもものすごく弱くた くさん力を使えば死んでしまってもおかしく なかった。
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