風姫

「そうだな…あの男の子供に呪いをかけて力を 封じるつもりだったんだろうが美羽様の癒し の力は想定外だな。」

ドウイウコト…

「美羽様の癒しの力はこの家に一度も現れた ことのない力でしかも強大だから美羽様には 呪いをかけなくてもよかったかもな。」

「人間は強い力の持ち主を嫌うからな…美羽様 たちが力を使うたびに命を削り最後に待って いるのは死だもんな。まあ俺はあの男の子供 じゃなくてよかったよ。」

私たちが力を使うたびに命が削られる…

そしたらあの子は!!

いてもたってもいられなくて私はあの子の部 屋に走り出した。

「はあはあ…」

「美羽様!!そちらに行ってはいけませ ん!!」

神門の家の人たちが私の邪魔をする。

そんなの関係ない!


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