純愛☆カルテット
「え、なんか私悪いこと言った?」
若干焦ってそう聞いてみる。

「別に。まだ我慢できる寒さだからマフラーは買わないな。」

建物に入ると、暖かい空気が希和を包み込んだ。

「希和、浜安君、お、は、よ!」

うしろから肩を叩かれて振り返ると、

「あ、紅子に加江だ。おはよう。」

例の写真の女の子と、湯島加江が登校してきたところだった。

ハンバーグ美味しかった?といいたいのをこらえ、

「昨日染井くんさみしがってたよ~」

と、軽い感じを装った。

「え~、そうなの?」

紅子はあまり気にしていないというように笑う。

「え、冬生君となんかあったの?」

加江が怪訝そうな顔をする。

「何もないよ。昨日も夜会いに行ったし。」

それ以上話が続く前に教室につき、修二はいつも座っている席に行ってしまい、紅子と加江は女子たちのおしゃべりに加わりに行ってしまった。
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