...笑う月。
まぁ、人の外見やステータスだけで怖がるのは流石にひどいかも知れない。


だが、ちょっと待ってくれ。

この抱っこはやめてほしい。

恥ずかしいし、真剣な話をする時の格好じゃない。


「体勢かえてほしーな。オロシテークレナインデスカー?」


頼んでみた。

「そうだな。きちんと話をするか。」


やっと下ろしてもらえた(*´∀`)-3

「んー。えっと...私の、家族...はどうなったの?し、死んだりとかしてないよね!?............は!?」



私がそうきりだすと土下座された。

「すまない。すまなかった。.......大丈夫だ。お前の家族を取り返してやる。」



......え?


じゃあほんとに家族はさらわれたの?
少しドッキリかやらせだとおもってた私の体が冷たくなっていく。


私は目の前で土下座をしている男を信じられない思いで見つめていた。
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