...笑う月。
その男から説明された内容は想像を絶するものだった。



「───2ヵ月前。

俺は河川敷を歩いていた。気分転換にな。


そしたら黒いパーカーを着たお前がいたんだ。


黒いパーカーを着ているのに俺は天使にしか見えないお前に一目惚れした。そしてバレないように家までつけてたんだ。



それから毎日咲希を見に家まで行ってたんだ。



そうしたら、敵の組に余程大事な奴でもいるんだろうって勘違いされて...いや、勘違いでもないが。


だが、そのせいでお前の家族を人質に取られちまったんだ。すまない。



だが。咲希の家族を人質に取った落とし前はきちんと付けるつもりだ。もちろん傷一つなく家族も取り返す。


これは約束だ。──」







これを聞いた私はただボーゼンとしていた。




(;゜∀゜)イヤイヤイヤイヤ...



まず、どこから突っ込めばいいんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?

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