それはとっくに恋だった
次はお互いの両親への紹介だ。
『紹介したい人がいる。』そう言って母に電話をすると、今、父が出張中だから、帰ってきてからにしてほしいと言われた。
颯太の名前は言わなかったけれど、うちの母は颯太に何度もあったことがあるし、颯太とはよく遊んでいたので父も名前は知っている。
たぶん、母は、私の気持ちにも気づいている。余計なことを言わないように釘をさしとかないと。
颯太のほうは、相手が私で、妊娠したことも電話で伝えたらしい。
先にうちの両親に挨拶してから、私の体調の良い時においでと言われたと言っていた。
会社への報告は、両親への報告を済ませてからにしようと話し合って決めた。
「家も決めなきゃな。」
そう言ってほほ笑む颯太に、曖昧に返事をした。
次々と決まっていくのが、他人事のように思える。
おなかの中で順調に大きくなっていく赤ちゃんとは対照的に、私の心は置いてきぼりだった。
『紹介したい人がいる。』そう言って母に電話をすると、今、父が出張中だから、帰ってきてからにしてほしいと言われた。
颯太の名前は言わなかったけれど、うちの母は颯太に何度もあったことがあるし、颯太とはよく遊んでいたので父も名前は知っている。
たぶん、母は、私の気持ちにも気づいている。余計なことを言わないように釘をさしとかないと。
颯太のほうは、相手が私で、妊娠したことも電話で伝えたらしい。
先にうちの両親に挨拶してから、私の体調の良い時においでと言われたと言っていた。
会社への報告は、両親への報告を済ませてからにしようと話し合って決めた。
「家も決めなきゃな。」
そう言ってほほ笑む颯太に、曖昧に返事をした。
次々と決まっていくのが、他人事のように思える。
おなかの中で順調に大きくなっていく赤ちゃんとは対照的に、私の心は置いてきぼりだった。