それはとっくに恋だった
颯太は無関心だ。


赤ちゃんができたことを喜んでもないし、怒ってもない。


初めてエコー写真を見せた時も、『ふーん』って言って一瞬で終わってしまった。



新しい家のことも両親への挨拶もきちんとしてくれてるけど、たんたんとことを進める姿はこの状況を喜んでるようには見えない。



優しい颯太が自分の子に無関心なんてことあるんだろうか。



無関心なその態度に、絶対に口にはしない颯太の本心があるようで怖い。



そして私は、そのことを深く考えることから逃げてしまっている。
< 34 / 122 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop