それはとっくに恋だった
部屋には母がいて、ベットの上に布団を敷いていた。


ベットの傍には持ってきたバックも置いてある。


「布団くらい自分でできるのに・・・荷物だって」



「何言ってんの。そんな顔色して。

 実家に帰ってきたんだから、これくらいしてあげるわよ。」



そう言って布団を敷き終えた母は私のほうにやってきて、それから私の頭を撫でた。


28にもなって母に頭を撫でられるとか、冷静に考えれば恥ずかしい以外の何物でもないんだけど、今の私には暖かかった。


その時、携帯の着信音が鳴った。


私のバックから聞こえてくる。


私は、バックから携帯を取り出した。



その画面には颯太の名前が表示されていた。

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