フォーチュン
ユーリスの広く大きな後姿を、通りがかった街の女性たちが、ふり返って再び見る。
後ろでひとつに結んだ髪が、風とユーリスの歩調で、そよそよとたなびく。
瞳よりも鮮やかな青いシャツに、まっすぐ伸びた、長いハニーブロンドのコントラストが眩しい。
そして背が高く、シャツ越しでも分かるたくましい体型。
しかも目鼻立ちの整ったハンサムな顔立ち。

王子でなくても、ユーリスは人目を惹く存在だ。
だから護衛するのも一苦労だと、コンラッドは心の中で思い、苦笑を浮かべた。
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