フォーチュン
「ほう。ではおまえは、俺が嘘をついていると言うんだな?」
「え。いえそんな・・・」
「ドラーク王国の王子である俺もなめられたものだな」
「そっ、そんな!滅相もございません!」
「では俺が言うことが正しいんだな?」
「あ・・あの・・」
マダム・ルッソの背中から、冷や汗が流れてくる。
相手はドラーク王国のユーリス王子だ。
どう言い訳をしても、真実から逃れることはできない、と悟ったマダム・ルッソは、頭を下げたまま、沈黙を守ることで、結果的に罪を認める形になった。
「マダム・ルッソ」
「はははいぃ!」
「さて・・・これからおまえの処遇をどうしようか」
「ひ・・」
「二度と言い訳ができぬよう、おまえの舌を切り落とそうか。それとも・・・」
低く轟くユーリスの声音は、普段通り冷静だからか、余計怖さが増している。
そして意味深に間をあけることで、周囲へ浸透していく恐怖心は、半端ない速さで広がっていく。
他の娼婦たちはもちろん、言われているマダム・ルッソは精一杯身を縮め、ガタガタと震えていた。
「え。いえそんな・・・」
「ドラーク王国の王子である俺もなめられたものだな」
「そっ、そんな!滅相もございません!」
「では俺が言うことが正しいんだな?」
「あ・・あの・・」
マダム・ルッソの背中から、冷や汗が流れてくる。
相手はドラーク王国のユーリス王子だ。
どう言い訳をしても、真実から逃れることはできない、と悟ったマダム・ルッソは、頭を下げたまま、沈黙を守ることで、結果的に罪を認める形になった。
「マダム・ルッソ」
「はははいぃ!」
「さて・・・これからおまえの処遇をどうしようか」
「ひ・・」
「二度と言い訳ができぬよう、おまえの舌を切り落とそうか。それとも・・・」
低く轟くユーリスの声音は、普段通り冷静だからか、余計怖さが増している。
そして意味深に間をあけることで、周囲へ浸透していく恐怖心は、半端ない速さで広がっていく。
他の娼婦たちはもちろん、言われているマダム・ルッソは精一杯身を縮め、ガタガタと震えていた。