浅葱色の恋心
【平助】






「俺に、遠慮はするな」







一は、彩華が好きだと言っていた

なのに

どんな気持ちでこんな事を言ったのかな







彩華が、怪しい男の働く桝屋の
向かい側、団子屋で働き出して2日目



「彩(アヤ)ちゃん!
後でうちに団子持って来ておくれ!」


「へえ!かしこまりました!」





女好きというだけあり

彩華に目をつけて、すぐ声を掛けてきた




男が自分の店に戻ると



「来いだって!どうしょう!」


「用事があるからって、すぐ帰ってこい」


「大丈夫!俺らがついてる!」


「うん… 頑張る!」





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