浅葱色の恋心

闘い   下

【彩華】





怖い 怖い    どうしょう


足音が近づいてくる


心臓が激しく音を立てている


沖田様を守らなきゃ!!



心を一生懸命に落ち着かせ



刀を構えた




「お前……」



土方様!!!


良かった……



キーーーン  ゴトッ



え???



沖田様の刀が弾かれ、床に落ちた





「何でここにいる
お前… 間者だったのか!?」





土方様……


心臓を止めるくらいの大声に

私は、放心した




私の考えることは、お見通しだと

笑っていた人が


私に刀を向け、殺気を出している





声を出すことすら出来ない私に



土方様が言った








「信じてたんだぞ…」








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