浅葱色の恋心
【平助】






一と別れ、屯所に帰る途中





永倉君や原田君に会い、賑やかに話をして
歩いていた





少し離れた場所で、目を見開いた

娘と目が合った



その途端、娘が俺の方に走ってきた



ドンって音がしそうなくらい

飛びついてきて




「平助!!」




にこって、笑った




「彩華?彩華!!彩華じゃねぇか!!」




「平助!!苦しい!!!」




ぎゅうぎゅうに抱きしめてしまった




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