浅葱色の恋心
【彩華】







幸せだよ




形はどうあれ、私達一緒に暮らしてる

新選組に残ってよかった





手に残るこの感触も





奪った命も





全部、背負っていこう















「晴太 蹴られた場所が…
やはり 痛むのだな?」



一が、心配そうに言ったのは

その日の夕餉前



「そりゃそれなりに痛むよ
山崎さんからも回復傾向だと言われたから
心配ないよ!」




「いや 脇腹に手を当てる回数が増えてる」



気に掛けてくれていたことを嬉しく思う
もう、心配してもらえないと思ってたから



「ありがとう」


「何の礼だ?
兎に角、きちんと診察を受けろ!」


「大丈夫!山崎さんもそう言ったもん!」


「本当に大丈夫なのだな?」


「うん」







一 ごめんなさい


本当は、痛みと違和感がある

日に日に増してる

だけど…




私は、この痛みを受け入れようと思う









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