浅葱色の恋心

幼なじみ 下

彩華の父が亡くなった




金貸しだった父が、酔っぱらいの侍への
金貸しを断ったからだった




「うぇーーん えぇーん」





泣きじゃくる彩華は、近所の貧しい家庭に
引き取られた




「彩華」

「一!平助! ごめーん
私、畑しないと!だから…遊べない」


「手伝ってやるよ!」

「おう!」


「ありがとう!!!」



習い事は、出来なくなり

貧しい家庭を支える為、たくさん働いた



綺麗な着物は、全部売られた


手はボロボロ

体は痩せ細った




それでも、2人と毎日会えるので

彩華は、ずっと笑っていられた






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