漂う嫌悪、彷徨う感情。

美紗は、自分のお母さんに何か話しただろうか??

話していなかったとしたら、これからどう説明するつもりなのだろう。

また自分を悪者にして、お母さんにまでも嘘を吐くつもりなんじゃ・・・。 美紗ならやりかねない。

美紗は優しい。 自分がどんなに悪く言われ様とも、オレの体裁を守ろうとしてくれるだろう。

でも、お義母さんにとって、美紗は『素敵な娘』であって欲しい。

お義母さん・・・。 美紗の母親を『お義母さん』と呼んでも良いのだろうか。

こんな状態になってしまったけれど、あなたのお嬢さんは素晴らしい人ですと、美紗の母親に伝えたい。

『近々、お時間作って頂けませんか?? お会いしてお話したい事があります』

ポケットから携帯を取り出し、美紗のお母さんにメールを打った。

< 146 / 312 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop