永遠の花
そう黎は吸血鬼なのだ。
だが、普通の吸血鬼ではない。
普通の吸血鬼が嫌いなものは苦手なだけ…。
最大に痛いのが、双子の兄瑠唯の血
しか飲めないという事…。
「昨日食事したから…。」
「今、美味しそうと思ったよね?」
黎は図星をつかれたが何も無いようにしてふるまう。
「思ってないけど…。」
「ふーん…。」
こくり
のどが鳴る。
昨日の傷がふさがっていないのか
瑠唯からは少しだけ甘くとろけるような香りがする。
「飲めば?」
天邪鬼だな。と瑠唯は言う。
黎は静かに瑠唯に近づき
首筋に顔をうずくめた。