永遠の花




そう黎は吸血鬼なのだ。



だが、普通の吸血鬼ではない。




普通の吸血鬼が嫌いなものは苦手なだけ…。




最大に痛いのが、双子の兄瑠唯の血




しか飲めないという事…。






「昨日食事したから…。」



「今、美味しそうと思ったよね?」




黎は図星をつかれたが何も無いようにしてふるまう。




「思ってないけど…。」




「ふーん…。」





こくり





のどが鳴る。



昨日の傷がふさがっていないのか





瑠唯からは少しだけ甘くとろけるような香りがする。





「飲めば?」




天邪鬼だな。と瑠唯は言う。




黎は静かに瑠唯に近づき



首筋に顔をうずくめた。








< 18 / 121 >

この作品をシェア

pagetop