愛する人
十話

✳️✳️あれから


あれから、三年が過ぎ

私は、31歳を過ぎ
櫂は、27歳と、なり
櫂は、海外と日本を行来して
仕事をこなしていた。

彩希と諒には、
男の子の双子の赤ちゃんが産まれ
両家の両親も喜んで
「子供達が、医者やお茶に興味が
あったら進んで欲しい」
と、言われたみたいだ。

名前は、
空(そら)・海(うみ)
二人とも、凄く可愛い。

彩希は、仕事を辞めて
子育てを頑張っている。

泉の両親も
桐島の両親も
変わりなく過ごしているが
桐島のお父さんは
現役をおりて
若手の指導をしている。

お母さんは、
ジュエリーのデザインで
デザイン賞を頂いたりしていた。


私は・・・と、言うと


「ママ~っ」
と、飛び付いてきた。

息子を抱き上げて
「もぅ、瑠偉
飛び付いたりしたら
危ないと、言ってるよ。」
「はぁ~い、ごめんなさい。」
「買い物行こうか?」
「うん。行こう。行こう。」
と、二人で出掛けた。

瑠偉は、もうすぐ三歳になる。

そう、あの式の時には
お腹にいたみたい。

櫂に似て綺麗な顔をしている。

櫂の会社の社長さんから
瑠偉を子供モデルに
と、言われいるが
櫂が、中々返事をしない。

私は、会社を退社して
お義母さんのジュエリーの
モデルだけをしていた。

今日は、櫂がイタリアから
帰ってくるから
ごちそうを作って待つことに・・・
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