お前は必ず、俺を好きになる。
狙ったとしか思えないほど正確に、思いきり顔に当たったそれを見てみると……



「ユニフォーム……?」



よく見ると渚が着ているのは練習着のようだった。



「この後先輩たちとカラオケ行くから。先帰っとけ」



そう言った渚はグラウンドに戻っていった。




「脈ありね」




「いや、今の会話のどの辺聞いてそう思ったの?これ汗くさい」



「渚くんの汗ならいいじゃん!爽やかじゃん!売りに出したらいくらの値段がつくか!!」




汗くさいのに爽やかってどういうこと?
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