情愛シンデレラ~悪魔な副社長と堕ちない花嫁~
《16》ライバルはキャバ嬢

日葵side~

蓮の顔を見るまで、半信半疑でソファに腰を下ろし、彼の登場を待っていた。

緊張する私とは対照的に、蒼斗さんはリラックスして店内を見渡し、ボトルをオーダーした。

「そう緊張しなくてもいいんじゃない?金森さん」

「だって・・・」

「来たぞ」

蓮が私達のテーブルに顔を出してきた。

蓮は金髪にヅラを被り、ハーフを装っていた。
「よーっ」

蒼斗さんは気軽に声を掛け、蓮と会話を交わす。

私を庇って怪我を負い、父の負債を半分背負い、副業する蓮。

彼の愛情表現はとても不器用だけど、私の心には十二分に伝わっていた。

私も好きなんだけど、彼に何にもしてあげていない。


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