ひと月の妹
「あなたは僕と一緒に買い物に行くべきだ!」
「さぁ」
彼は立ち上がって手を出した。
(わたしは心の中でため息を吐いた。)
そうして彼の手を取った。
車は走りだし彼は車内でも話を続けた。
「すみません、僕はあなたとまだ話がしたくて・・」
「あなたが絶対に断らない方向へ話を進めました。」
「彼はあなたを捨てたのですか?」
(違う・・・)
「あなたは紫藤星(アカリ)さんの事故に
どのように関わって、彼の妹になりましたか?」
(・・・)
「学生時代、僕にはあなた方が付き合っているように見えました。」
「だから結婚話が持ち上がるのなら 紫藤司さんと羽島みかんさん
だと思っていたのです。」
「羽島みかんを違う人にして、あなたが紫藤星(アカリ)さんに
なるわけは何ですか?」