~終わり近き場所へ~

記憶の世界


 私の心の奥底に眠る。

 

 それは、消えることも、



 消すこともできないであろう。



 だってそれは、



 あなたの心に、体に、



 侵食しているから・・・・。



 夜。



 眠りについた少女の上を



 無数の足音が歩き回る。



 ―ガタガタットンッ



 そして、少女は目覚め、



 恐怖におぼれる。



 足音は、だんだん近づいてくる。



 「-―――----。」



 声にもならない叫び。



 それが響いた瞬間に、



 足音は、突如、音を変えた。



 -サクッサクサクサクッ



 何か、硬いものに、



 鋭いものを刺す音。
< 11 / 11 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

ー天魔少女ー

総文字数/408

青春・友情1ページ

表紙を見る
魔女狩り

総文字数/1,368

ミステリー・サスペンス2ページ

表紙を見る
学校の地下

総文字数/1,619

ホラー・オカルト3ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop