DVな彼とあたしの恋
友喜
ヨリがいなくなった。



当たり前だった。



暴力もふるった。ヨリの貯金もパチンコに使った。



愛してるのに、好きなのに、何も出来ない自分が情けない。しようとしてもうまくいかなくて、その八つ当たりをヨリにする。



謝ると、ヨリは、大丈夫、好きだよっていう。それで安心して眠れる。



そんな毎日だった。
ヨリは俺のもので、俺だけのもので、いつも傍にいてくれる人だった。
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