恋愛の始め方
次の日、出勤時間よりも1時間早く病院へと向かった。

すぐに仕事に戻れるように着替えを済ませ、ナースステーションへと向かう。


「おはようございます」

「あれ、伊藤ちゃん早くない?」

「ちょっと、師長に話があって」


声を掛けてきた、先輩看護師に理由を述べる。


「どうしたの?伊藤さん」


あたしの声が聞こえた師長が、こちらにやっと来た。


「ちょっと、折り入って話がありまして」


師長は何かを察し、残りの看護師にちょっと抜けると声を掛けた。

そして、仮眠室へと場所を移す。


「今の時間は、誰も居ないから」


誰にも聞かれたくない話だと理解し、この場を選んでくれた師長に感謝だ。

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