恋愛の始め方
「お前らのくだらねぇ言い合いに、他のスタッフを巻き込むな」

「くだらないって、何?あたしにとっては、大事な話なんだけど」


間宮だろうが、菅原は怯むことなく自分の意志を口にする。


「それは、今白黒付けなきゃイケない話なのか?勤務中のスタッフ達の時間を使ってまで」

「その勤務中に、みんなの前で罵倒したバカな麻酔科医はどうなわけ?」

「バカはどっちだよ、無能な女医のくせに」

「なんですって?」


段々、子供の喧嘩に見えて来た。


「戻りましょうか?」


小声で、他の看護師たちにあたしは声を掛ける。


「でも・・・」

「いつまで続くかわからないですし、あっちもスタッフ足りなくて困ってるかもしれないし」


他の看護師たちもあたしの言葉に納得し、静かにその場を後にする。

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