恋愛の始め方
「それに」

「何?」

「お前に男が出来たら、この関係が終わる」


間宮の言葉に、胸がキュンッとした。

だけど、それも一瞬のことだった。


「そしたら、俺はまた欲求不満になる」


やっぱり、自分のことじゃん。

自己中とは、間宮の為にあるような言葉だな。

そう、1人納得した。


「なら、その時は餞別にエッチな本やDVDを用意しとくよ」

「あぁ、超エッチなの頼むは」


小さな笑みを零し、間宮はあたしに手を伸ばす。

そしてチュッと、触れるだけのキスを落とす。


「お前、家帰んの?」

「一応。お風呂とか、着替えもしたいし」

「風呂なら、うちで入って行けば良い」


それでも、別に構わないけど。

< 52 / 404 >

この作品をシェア

pagetop