恋愛の始め方
「考えとく」

「可愛くねぇ奴」

「可愛い女なんて求めてなくせに」


フッと笑みを零し、間宮は「だな」と同意する。


「とりあえず、まだ時間あるし」


そう言い、間宮は先ほどより熱いキスをする。


「もう1回しとくか」

「元気ね」

「若いから」


若いって、いくつよ。


「ねぇ、年いくつ」

「普通、今聞くか?この雰囲気で」


どんな雰囲気だよ。

言葉のわりに、楽しそうな間宮にあたしは続けた。


「知らないし」

「33。お前は?」

「女に年聞くとか、ありえない」

「人に聞いといて、答えないのはどうなの?」


どうもこうも、ないと思うけど。

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