空の上から愛してる
優くんがあたしを守るように、あたしも優くんを守りたかった。
けど結局、守ることすらできなかった。
未熟なあたし。
人を守れる力すらないのだ。
すると、先輩が笑いながらこう言って間を挟む。
「この前、こいつから奪ったんだよ、こいつが俺の横で寝てる時。いつだったかな~、確か新学期の始まった頃だったかな~」
耳に残る先輩の言葉。
心が体が、次々に崩れ堕ちていく。
曇る視界。
もう取り戻せない信用。
空っぽの心。
「百合…もう限界だ。お前の嘘に耐えるのはもう無理だ」
「えっ…?」
沈黙を切り裂いて聞こえてきた優くんの言葉は、耳を疑うような言葉だった。
まさか…嘘よね?
そんなこと言わないで…
ちらつく…別れ。
「俺…もうついていけねぇ。お前を信じた俺がバカだった。」
幸せな時間は儚く散る。この…枯れた葉のように。