空の上から愛してる



足早にタイムポストの場所に向かい、やり方の説明を読んでいく。

タイムポストの隣には、封筒がたくさん積んである。
そこに優くんの住所と、届く日にちを書いて、手紙を封筒の中に入れ投函したら終わり。
あとは届く日を待つだけというシステム。


あたしは封筒に優くんの住所を書き、日にちを決める。



もう決まっていた。
あの日…あの日に届くようにしたい。




「4月27日…。」




あたしたちの記念日。
届く日は、この日が一番ふさわしい。


そして…いつの4月27日?



早すぎても、遅すぎても嫌だった…。
だから数年後のあの日にしたんだ。




あたしが書いた日にちは…




5年後の4月27日。




「届きますように…」




そう願いながら、手紙を投函した…。




本当に届くかわからないけれど、届いた時、もしあたしがいなかったから…


空に向かって、『届いたよ』と言ってくれないかな…。




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