君と私の恋愛経験値

ああ、と言葉が漏れる。


そっか、そうだよね。
幼馴染というのは、複雑なもので。


お母さん同士ももちろん仲が良いから、私たちで起こった出来事は常に筒抜けだったね。


もう、お喋りなんだから。





「…悪い、見舞いいけなくて。」


え、貝斗。


そんなこと気にしてたの?

目を伏せて気まずそうに言う貝斗。


再会してからずっと上から目線で強気な態度でムカついた貝斗だけど、今は昔の弱っちい頃みたい。



懐かしいけど、なんだからしくない。



私は全然そんなこと気にしてないのに!





「何言ってんの貝斗!
わたしはそんとき全然貝斗のこと忘れてたし、しかも男バレのマネジするだけだから!
気にしないでよ、貝斗が元気ないとなんか変だし…」



バンッ、と貝斗の頬を景気付けに叩き私と目を合わせる。


あ、貝斗の大きな瞳に、私が映ってーー・・



「…………全然、忘れてた?」




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