冷徹社長の秘密〜彼が社長を脱いだなら〜
そんな涼の助け船もあって、両親も快諾。その後、諒のお父さんが入院する病院にご挨拶に行った。

本妻さんと離婚したとはいえ、最初はとても気まずい雰囲気だった。


「・・・諒、すまなかった。お前とお前のお母さんを辛い目に合わせて。そしてジョルフェムを継いでくれてありがとう。それと結婚おめでとう。深月さん、諒をよろしくお願いします」


諒はただ、黙って頷いていたけれど、時間が二人の距離を少しずつ近づけてくれればいいと思った。


出会ってまだ、間も無い私たちだけれど、この短い間にどんどんとお互いに惹かれていった。まだしたこともないケンカだってこれからはすると思う。


時には、大げんかになるかもしれない。


私なんてまだ本当に未熟な子どもな部分も多い。だけどこの先何があってもこの手だけは離さないと誓い合い、私たちは諒の誕生日に籍を入れた。




「深月、そろそろ行くか」


「はい」


思い出に浸っていると、諒に手を差し出された。彼の手を取ると新しいことへの不安も軽減したかのよう。


そして、諒と手を繋ぎ、ドアを開けると、眩しい太陽が私たちを照りつけた。今日からジョルフェムの新しい始まり。

どうかこれからも私の大好きな
ジョルフェムが皆様に愛されますように。

〜end〜
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