毎日だって好きって言うよ。
「せっ…せんぱっ…!ちょ…待ってて下さい!」
届くはずのない声。
大袈裟にジェスチャーを交えてそう言うと、
遠くて見えないにも関わらず、何となく先輩が了承の笑みを浮かべた気がして、
私はクローゼットの中にある上着を急いで羽織り、部屋の中の色んな物につまづきながら、急いで玄関に向かった。
バタバタと玄関を出て、門を開ける。
「悠太先輩っ…!何でここにっ…!」
息絶え絶えの私に、優しく微笑みかける先輩がそこに居て…。
これは…夢っ!?!?
頬っぺたをギュウっと抓ってみたけど、
めっちゃ痛いっ!!!
「そんなに急がなくても良かったのに」
呆れたように笑う先輩を前に、ようやくこれは現実だと理解する。
悠太先輩だ!
悠太先輩だぁっ!!
しかも、私服!
初めてみたけど、めちゃくちゃカッコイイ!!
悠太先輩は、下は黒の細身のパンツに、インナーは無地の白のTシャツ。
その上にグレーのニットのカーディガンを羽織って、シンプルなのに清潔感があって、
高身長の先輩はまるでモデルさんみたいで…。
いや、そこらのモデルさんよりよっぽど輝いておられる!