毎日だって好きって言うよ。


「せっ…せんぱっ…!ちょ…待ってて下さい!」


届くはずのない声。

大袈裟にジェスチャーを交えてそう言うと、
遠くて見えないにも関わらず、何となく先輩が了承の笑みを浮かべた気がして、


私はクローゼットの中にある上着を急いで羽織り、部屋の中の色んな物につまづきながら、急いで玄関に向かった。




バタバタと玄関を出て、門を開ける。



「悠太先輩っ…!何でここにっ…!」


息絶え絶えの私に、優しく微笑みかける先輩がそこに居て…。



これは…夢っ!?!?


頬っぺたをギュウっと抓ってみたけど、

めっちゃ痛いっ!!!



「そんなに急がなくても良かったのに」



呆れたように笑う先輩を前に、ようやくこれは現実だと理解する。


悠太先輩だ!

悠太先輩だぁっ!!


しかも、私服!


初めてみたけど、めちゃくちゃカッコイイ!!


悠太先輩は、下は黒の細身のパンツに、インナーは無地の白のTシャツ。

その上にグレーのニットのカーディガンを羽織って、シンプルなのに清潔感があって、


高身長の先輩はまるでモデルさんみたいで…。


いや、そこらのモデルさんよりよっぽど輝いておられる!
< 59 / 364 >

この作品をシェア

pagetop