もしも、もしも、ね。

キラキラと輝いて、

私もそんな笑顔が出来る女の子になりたかったよ、

と心の中で呟いた。



「それにね?」

「何?」



小さく感動している私に、穏やかなまま言葉を続けるみぃ。

けれど、

次の、瞬間。



「だってみんなから人気があってみぃの好きな裕哉はね、硬派なとこが売りだったんだよ!!?

なのに彼女は作るは2ヶ月で別れるはすぐに新しい彼女作るは!!

そんなの硬派どころか超軽いじゃん、そんなのありえなくない!?!?!?」



がたがたと私を揺さぶりながらすごい勢いで叫ぶみぃ。

わ、わかったから振り回さないで、酔う・・・ッ!!!



「だからね!」



そう言って投げるように私からみぃは手を離した。

突然大量に入って来た空気に、思わすケホッとむせる。



「さっさともう一回ヨリ戻して!

それで、別れたのも彼女出来たのも嘘だったってことにするの!

みぃから裕哉奪った暁里には、その義務があるんだよ!!」



分かった!?

と、両手を腰に当て、ふんと胸を張るみぃ。

―――強がりなのかな?それとも本心?


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